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69 保護帽の取扱説明必ずお読み下さい 安心をカタチにしたDICヘルメット。 お客様に信頼いただいている理由はここにあります。 ●飛来・落下物用の試験…人頭模型に保護帽を装着 し、3kgの円すい形ストライカ(先端角度60 °)を 1mの高さから保護帽の頂部に落下させます。そのと き、円すい形ストライカの先端が人頭模型に接触しな ければ合格です。(写真) ●墜落時保護用の試験…まず帽体を試験用治具の頂 部リングにかぶせます。その時、落下点が帽体の前頭 部、後頭部及び両側頭部にくるよう合わせます。次 に、1.8kgの円すい形ストライカ(先端角度60°)を 0.6mの高さから落下させ、試験用治具の頂部リング の上端から帽体内面のくぼみの最下降点(円すい形 ストライカの先端が帽体を貫通した場合は円すい形 ストライカの先端)までの垂直距離を計測。その値が 15mm以下であれば合格です。 耐貫通性能試験 (厚生労働省保護帽規格による) 衝撃吸収性能試験 (厚生労働省保護帽規格による) 絶縁用保護具の耐電圧性能試験(電気用)  (厚生労働省保護帽規格による) ●飛来・落下物用試験…高温、低温、浸漬処理をした保 護帽を人頭模型に装着し、5kgの半球形ストライカ を1mの高さから保護帽の頂部に落下させます。その 時、人頭模型に伝わる衝撃荷重が4.90KN以下であ れば合格です。(写真) ●墜落時保護用試験…高温、低温、浸漬処理をした保 護帽を30°傾斜している人頭模型に衝撃点が前頭部 及び後頭部になるように装着します。そして5kgの平 面形ストライカを1mの高さから落下させます。その 時、人頭模型に伝わる衝撃荷重が9.81KN以下であ ること。又、その継続時間が7.35KN時では1000分 の3秒以上、4.90KN時は1000分の4.5秒以上、継 続しないことが合格規準です。 ●試験用水槽の中に帽体内外の水位が同一になるよ うに水を入れ20kVの電圧を加えたとき、1分間、絶 縁破壊せず耐えれば合格です。 ●これらの試験は埼玉工場で行なわれています。 4 帽体の材質比較表 ※左記有機溶剤の代表的な品目 ケトン/アセトン、メチルエチルケトン、      シクロヘキサン エステル/酢酸メチル、酢酸エチル、      酢酸ブチル、酢酸アミル、      セロソルゾアセテート 塩素化物/塩化メチレン、二塩化エチレン、      クロロホルム、二塩化プロピレン、      モクロルベンゼン 芳香族/ベンゼン、トルエン、キシレン 耐熱性耐候性耐電性耐燃性耐有機 溶剤性特 長 熱硬化性 ◎ ◎ × ◎ 熱可塑性 △ ○ ◎ △ ○ ○ ◎ ○ 帽体の材質 性 質 FRP樹脂製 (ファイバーグラス・レインフォースド・プラスチック) ガラス繊維に不飽和ポリエステル 樹脂を含浸させて強化した樹脂 ABS樹脂製 (アクリロニトル・ブタジエン・スチレン) A S 樹脂にゴム成分を均一に分散させて 物性を向上させた樹脂 PC樹脂製 (ポリカーボネート) ビスフェノールAとホスゲンを重縮合させた エンジニアリングプラスチック 条件によってケ トン、芳香族アル コール類におか される 耐候性、耐熱性は特に優れるが、 耐電性としては使えない 耐電性には優れるが、高熱環境 での使用は不向き 芳香族、塩素化物 耐候性はABSより優れている に溶ける ケトン、エステル 塩素化物に溶ける リベット穴より 通電するため DICプラスチック株式会社 埼玉工場 ◎ = 特に優れている  ○ = 優れている  △ = やや劣る  × = 劣る 5 着用時に守っていただきたいこと ヘッドバンドの調節 ヘッドバンドは、頭の大きさに合わせて調節して下さい。 (ヘッドバンドの調節が悪いと、使用中にぐらついたり脱げ易く保護性能を十分に発揮することができません。) かぶり方 保護帽または電気用帽子はまっすぐにかぶり、後ろへ傾けてかぶらないようにして下さい。(あみだかぶりをしないで下さい。) あごひも あごひもはゆるみがない様に締めて下さい。着用中はゆるめたり、外したりしてはいけません。 (事故の時保護帽または電気用帽子が脱げて重大な傷害を受けます。) ※ 保護帽または電気用帽子をかぶり原動機付き自転車を含むオートバイに乗車することは絶対にやめて下さい。 (保護帽または電気用帽子は乗車用安全帽とは設計、製造、性能試験などの目的と方法が全く異なり別のものです。