DIC総合カタログ2025 1版 DIC HELMET
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⑤⑥3労・検ラベルに記載されている飛来・落下物用とは、上方からの物体の飛来または落下による危険を防止または軽減するためのものです。墜落時保護用とは、倉庫に積まれた荷の上、車両の上等や足場あるいは安全帯が使用できない場所からの墜落による危険を防止もしくは軽減するためのものであって、構築物や電柱などのような、高所からの墜落による危険までも防止できるものではありません。電気用とは、使用電圧7,000V以下で頭部を感電による危険から防止するためのものです。なお、ヘルメットが濡れている場合は7,000V以下でも感電するおそれがありますので、電気工事等で使う場合はヘルメットが乾燥した状態でお使い下さい。2保護帽及び電気用帽子の構造72使用区分(種類)飛来・落下物用墜落時保護用飛来・落下物用墜落時保護用飛来・落下物用電気用(使用耐電圧7000V以下)飛来・落下物用墜落時保護用電気用(使用耐電圧7000V以下) 帽体、着装体、及びあごひもを持つもの帽体、着装体、衝撃吸収ライナー、及びあごひもを持つもの帽体、着装体、衝撃吸収ライナー、及びあごひもを持つもの帽体、着装体、及びあごひもを持つもので、帽体が充電部に触れた場合に感電から頭部を保護できるもの帽体、着装体、衝撃吸収ライナー、及びあごひもを持つもので、帽体が充電部に触れた場合に感電から頭部を保護できるもの保護帽及び電気用帽子は、帽体、着装体、衝撃吸収ライナー(製品による)、あごひも等の部品によって構成されています。これらの部品の一部でも性能が低下すれば、危険を防止または軽減することができなくなります。番号①②③④着 装 体衝撃吸収ライナー名称帽 体構造頭部を覆う、硬いかく(殻)体ハンモックヘッドバンド保護帽または電気用帽子を頭部に保持し、当たりを良くして衝撃を緩和する部品環ひも発泡スチロール製等の衝撃を吸収するための部品(梱包材料ではありません)保護帽または電気用帽子が脱落するのを防止するための部品あごひも備考POINT帽体材質はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)、ABS、PCとあります。作業に適したものをお選び下さい。蒸れるからといって、勝手に穴をあけたりすると極端に帽体の強度が弱くなってしまうので危険です。その場合は「通気孔つき」を選んで下さい。つば飛来落下物や前面の障害物から保護してくれる大切なものです。狭い場所での作業には、つばのないタイプもあります。アゴひもヘルメットが外れるのを防ぎます。「遊び」があるとイザというときに役立たない恐れがあります。しっかりと締めましょう。ハンモック帽体とのコンビで衝撃を吸収する大切な部分です。帽体だけの時に比べると約40ミリのアキとハンモックの効果で衝撃を10分の1に緩和してくれるのです。大切な部分ですから1年位で取り替えるようにしましょう。衝撃吸収ライナー墜落用には必ず帽体とハンモックとのアキの部分に衝撃吸収ライナーが入ります。これで更に衝撃の吸収カを高めます。勝手にライナーを取ってしまうと墜落用として使えませんのでご注意下さい。ヘッドバンドこの二重のヘッドバンドでサイズを調節し、自分の頭に合わせましょう。上で頭の大きさに合わせ、下で上下のぐらつきを防ぎます。頭のサイズ(センチ表示)を参考にして下さい。きっちり被ることが安全につながり、疲れ具合も随分ちがいます。保護帽の使用区分(種類)、構造、機能

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